遺産名称 フォンテーヌブロー宮殿と庭園
英語名称 Palace Park of Fontainebleau
文化遺産 1981年登録
登録基準 (ii)(vi)
登録国 フランス共和国
フランスのパリ郊外にはベルサイユ宮殿をはじめ、いくつかの世界遺産が点在しています。
フォンテーヌブロー宮殿もそのひとつで、パリ市内からちょっと足を延ばしてみました。
現地で泊まっていたところから最寄りの大きな駅であるベルシー(Bercy)から地下鉄ではなく、SNCFという国鉄?に1時間弱乗ったところにあるフォンテーヌブローアボン(Fontainebleau-Avon)という駅がフォンテンブロー宮殿へのゲートウエイとなります。
Fontainbleau-Avon駅から宮殿へ行くには、バスを使うのが一般的でしょう(駅前にバスロータリーがあります)。
パリ市内のターミナル駅とは違って、郊外の小さな駅といった感じであり、ここで降りる客はたいていフォンテーヌブロー宮殿が目当てなので、あまり迷うことはないと思います。
そこから十数分ほどバスに乗ると宮殿の入り口まで歩いて5分ほどのところに着きます。
ここはもともとは16世紀に建てられた古いルネサンス様式の宮殿だったそうですが、ナポレオン1世により修復されたこともあり、いたるところにナポレオン時代の品や、“N”のイニシャルが見られます。
宮殿から中庭の広場に降りるらせん状の階段が、ひとつのシンボルになっています。
ナポレオンがセントヘレナへ幽閉される前にはここで口上を述べたそうな。
宮殿の中の部屋にはところどころにガイドの変装でしょうか? 当時のコスプレをした人がちらほら。
中の部屋の多くは小さく(といっても現在の住居の比ではありません…)区切られていますが、天井画や壁面装飾を奢られた回廊やホールもいくつかあります。
また、今回は宮殿の半分ぐらいが補修のためクローズでした。
建物の維持のための改修は多くの世界遺産で行われていることなので、珍しくありませんね。
宮殿の周囲は整備された庭園が広がり、庭園から続く森の中に大きな運河もあります。
地図で見るとこの森の先がFontaineBleau-Avon駅のようですが、とても歩いて行こうとは思わないぐらいの広大な森です。
フォンテーヌブローはパリ市内から少し離れていますが、都会の喧騒から離れた、静かなところなので是非訪ねてみてください。
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